個人でドイツに住むTipp / 旅と飛行機を主に

会社持ちで赴任...ではなく, 個人でドイツに住んでる理系専門職の雑記

滞在許可 Aufenthaltserlaubnis【その2】

滞在許可 Aufenthaltserlaubnis【その1】 - 個人でドイツに住むTipp / 旅と飛行機を主に

↑の続き

 

さて, 日本で念入りに準備した文書類を携え, Ausländeramt(外人局)に朝9時頃に乗り込んだ!(うちの街での正式名称はRechts- und Ausländeramt;「人権と外国人局」だった.)

........

凄い大勢待っているw

つかね, 受付の段階でドイツ語がデフォで早くも気分はダウン気味....

(一昨日にドイツ来たばっかりだし簡単なことも聞き取れないんですけどw)

でかいアフリカ人やアラブ人に混じって, 待合室で待っていると

「ああ, 俺はここではガイジンなんだなぁ....」

と思い知る.

(アフリカ人やアラブ人はドイツ語ペラペラ話してるのに, 俺話せないしw)

 

番号札をもらって待つ. ひたすら待つ....

(都会に住んでる人のブログとかだと「予約を取るのに苦労」とかあるけど, うちの街は予約すらないので待つしかない...w)

なんか色々と揉めてる人も多くて, 一人を処理するのにとにかく時間が掛かる....

ようやく順番が回ってきて(既に3時間以上経過) , 担当者の部屋に呼ばれたのでヨメと二人で入室!

 

さて, 用意してきた書類を提出....

 

・戸籍謄本(アポスティーユ付き)と認証ドイツ語訳

・日本国のパスポート

これらはむこうでコピーとって, すぐに返却してくれた

 

・ドイツの仕事先のChefの推薦状

話には聞いていたけど, これが決め手.

ドイツ人はルールを守ることにはうるさいけども, ルールをどう解釈するかは担当者の気分次第(ドイツではこれが多くて, 本当に困る...)

エライ人が話を通してくれると, 何事もスムーズに進む(これじゃ中国と変わらないような?)

これがあったお陰で, 滞在目的やら仕事内容などは全く詮索されないで終わり.

 

・日本の某国家資格のコピー(コピー認証済み)と認証ドイツ語訳

・PhDの英文学位記

これらも提出. 以前に同じ資格で来た人が「日本の資格免許を出せ!」と突然言われて困ったと聞いた...ので, 念のため用意しておいた. これは効いた. 態度がガラリと変わるw

ドイツ人は肩書きに弱い!(というか, Prof. とか Dr. とかね)

(日本じゃ大学教官や学位とってても, なーーんもメリットないけどね...)

 

健康保険加入証書

 保険に関しては「歯科治療がカバーされていないとダメ」とドイツ大使館のサイトに明記されている. でも, 日本の”留学保険”(歯科治療は対象外)で問題なかった人も結構いたりして, 結局は担当者の裁量っぽい(繰り返すがドイツはとにかくこれが多い...)

 俺は心配だったので, ドイツの保険会社の健康保険(Allianzが引受け)にした. 当然, 歯科もカバー. 問題なし. 

 

ここまでは楽勝モード♪と思われたが....そうは問屋が卸さなかった

 

日本の銀行の英文残高証明書 

 問題はこれだった!以前に来た人は, 日本に残高が充分あればそれ以上は何も言われなかったと聞いていた. しかーーし, 我々の担当者は以下のことを要求してきた....

 

1)ドイツの銀行口座を開く

2)とりあえず1年の滞在に必要なだけの資金を「貯蓄預金(1ヶ月に引き出せる金額が決まっている. 解約には3ヶ月かかる)で預け入れる

3)銀行で記帳の上, 証明書を貰ってくる

 

.....いきなり高いハードルが.....とくに, 2が何を要求されているのか, サッパリ分からなかった. (今なら分かるが....いきなりは無理でしょ).

 

結局, この日は4時間を費やして, 帰宅となった.

 

滞在許可証を手にするまでに, 外人局にあと3回通うはめになるとは, この時は知る由も無かった... 

続く